工務店、設計事務所、組立式、置き型。掲載19社を依頼先のタイプで分けると6つになります。何を頼みたいかで、行き先は変わります。
「茶室をつくりたい」と思ったとき、最初につまずくのは「そもそも、どこに頼めばいいのか」です。ふつうの家なら工務店かハウスメーカーですが、茶室にはもう少し選択肢があります。
CHASHITSU TOKYO が2026年7月時点で掲載している19社を、依頼先のタイプで分けると6つになりました。まずこの地図を持っておくと、会社選びの遠回りが減ります。
【1】本格数寄屋の工務店(6社) — 数寄屋大工を抱え、設計から施工まで一貫して手がける会社です。中村外二工務店(1931年創業)、山中工務店(1909年創業・大徳寺御用達)など、京都を中心に長い歴史を持つ会社が並びます。一点ものをつくる力がある一方、費用も工期もいちばんかかります。
【2】設計事務所(2社) — 設計を担当し、施工は専門の大工と組む形です。既存の建物との取り合いや、現代的な意匠を求めるときの選択肢になります。
【3】組立式(5社) — 工場で加工した部材を、現地で組み立てる茶室です。最大の利点は「先に価格が分かる」こと。たとえばミリエーム(京都)は公式サイトで、四畳半茶室を4,180,000円(税込・運搬費別途)、二畳茶室を3,300,000円と公表しています。一点ものの普請では見積もりを取るまで総額が見えませんが、組立式は上限が先に見えます。
【4】置き型・規格品(2社) — 床に「置く」形式の茶室です。加藤美建(静岡・伊東市、1972年設立)は置き茶室について、公式サイトで「マンション住まいの方はリビングの片隅に、子育て後の空き部屋に入れる事も」と案内しています。大がかりな工事を避けたい場合の入口になります。
【5】材料・施工(1社) — 松文商店(京都市上京区)は銘木・数寄屋材料の専門店であり、施工も手がけます。京都迎賓館、桂離宮、仁和寺松林庵の修復などに材料を納めてきた会社です。
【6】海外に拠点を持つ会社(3社) — Sukiyado と Yokoso Japanese Gardens(ともにオランダ・Boskoop)、Ki Arts(米・1985年創業)。日本国外に茶室をつくる場合の窓口です。なお国内の掲載社のうち9社は、海外の案件にも対応しています。
選び分けの目安はこうです。世界に一つのものが欲しいなら【1】か【2】へ。予算と工期を先に固めたいなら【3】か【4】へ。今ある部屋に茶の稽古の場をつくりたいだけなら、【4】から見るのがいちばん近道です。
掲載中の会社は、地域・価格帯・タイプ・海外対応で絞り込めます。気になる会社が複数あれば、同じ相談内容を送って提案を見比べてみてください。
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