名席 / 重要文化財
春草廬(三溪園)
Shunsō-ro (Sankeien)
三溪園に移築された重文。有楽ゆかりと伝わる九つの窓をもつ小間。園内から外観を見られる。An Important Cultural Property relocated to Sankeien, a small room with nine windows linked to Oda Uraku; open in Yokohama.
江戸時代初めごろ、織田信長の弟・織田有楽の作とされる重要文化財。かつては「九窓亭」と呼ばれ、その名のとおり九つの窓が三畳台目の内部に光を導く。1922年(大正11年)に京都・宇治の三室戸寺金蔵院から三溪園へ移された。付属する水屋と八畳敷の広間は、この移築の際に原三溪が加えたものである。当初は臨春閣の裏手に白雲邸と接続して建っていたが、第二次世界大戦の空襲被害を避けるために解体され、戦後に現在の場所へ再築された。園内から外観を見ることができ、内部は通常非公開で、有料の貸席として茶会などに用いられる。なお東京国立博物館にも同名の春草廬があるが、こちらとは別の建物である。
重要文化財神奈川織田有楽
写真:三溪園(当該茶室が所在する場所。茶室そのものの写真ではありません)/ Wikimedia Commons・CC BY 4.0・Nesnad

