
名席 / 京都
不審菴
Fushin-an
表千家を代表する平三畳台目の席。1646年に江岑が作った形が原型で、現在の建物は1913年の再建。非公開。Omotesenke's emblematic room, three mats and a daime mat. Its form goes back to the room Kōshin built in 1646; the present building dates from 1913. Private.
表千家を代表する茶室で、「不審菴」は利休が営んだ茶室の名であるとともに、千家の屋敷・機構全体と家元の号でもある。名は大徳寺の古渓和尚の句「不審花開今日春」に由来する。
千宗旦は床まで除いた一畳半の茶室を作って不審菴と称し、千家の茶の象徴とした。1646年、これを受け継いだ江岑宗左が平三畳台目の茶室に建て替え、これが現在の原型となった。今の建物は1906年の焼失後、1913年に再建されたもの。
右隅に躙口をあけ、点前座と客座の間に赤松皮付の中柱を立て、袖壁は竹の壁留を通して下を吹き抜く。床は躙口の正面にある台目床で、その隣に給仕口が並ぶ。
家元の茶室であり、一般には公開されていない。
京都千利休
写真:表千家不審菴屋敷の表門(当該茶室が所在する場所。茶室そのものの写真ではありません)/ Wikimedia Commons・CC BY-SA 4.0・Gretchen Mittwer
不審菴のような茶室を、自宅や施設につくるには
数寄屋の技術を持つ工務店・設計事務所を、施工例とあわせて比べられます。