
名席 / 国宝
密庵
Mittan
大徳寺龍光院に伝わる国宝。「密庵床」と呼ばれる格式ある床構えで知られ、遠州ゆかりの静謐な書院茶の到達点。原則非公開の幻の席。A National Treasure at Ryōkō-in, Daitoku-ji, known for its formal "Mittan-doko" alcove — a pinnacle of shoin-style tea, rarely opened.
大徳寺の塔頭・龍光院の書院(国宝)に組み込まれた茶室で、密庵席と呼ばれる。寛永年間(1624〜43年)の建築で、小堀遠州の好みと伝わる四畳半台目のやや書院風の席。床の間が二つあり、一方に宋の禅僧・密庵咸傑の墨蹟を、もう一方に千利休の消息(添状)を掛けるためのものとされる。
文化庁の解説では、細部、とくに西面の違棚に華やかさがある一方、中柱と板袖壁は端正な手法でまとめられている。もとは独立して建てられた茶室の周りに、慶安2年(1649年)ごろ広間や広縁が増築され、一つの書院となった。江戸時代前期の茶室を代表する遺構とされる。
龍光院は1606年、黒田長政が父・孝高(如水)の菩提のために創建した塔頭。書院は1908年に重要文化財、1961年に国宝に指定された。如庵・待庵とともに現存する国宝茶席三名席の一つである。
国宝京都小堀遠州
この茶室を体験するにはVisit & use
龍光院は原則非公開で、密庵席を一般に拝観する案内は出ていない。
拝観案内Information
| 所在地 | 京都府京都市北区紫野大徳寺町 龍光院(大徳寺) |
|---|---|
| 公開状況 | 原則非公開 |
写真:大徳寺 龍光院(当該茶室が所在する場所。茶室そのものの写真ではありません)/ Wikimedia Commons・CC BY-SA 3.0・hiro
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